2017.1.28 しゃくりあげて泣く
息子(2)がいたずらをして怒られたり、夜中に起きておぼろげな不安を覚えたりして、しゃくりあげて泣く様子を見ていると自分の子供の頃を思い出す。
茫とした不安が二十歳になっても拭えず、一度、一足先に札幌を出ていた兄が実家に帰ってきた際、兄の寝ている横で抑えきれない不安から泣いてしまったことがあった。それは小さい時の涙の味と同じではあった。ただ、息子のように次の瞬間ケラケラ笑えるわけもなく、先の見えない不安感は一向に拭えなかった。
いま、そういうものがほぼ消えたのは、妻のおかげと思っている。それから息子と。