デコボコ

札幌、介護、北海道

札幌に住むこと、札幌を知ること

2007年から2018年。東京に住んで10年を越えた。
来年の今頃、札幌に移住することを家族と話し合った上で決めた。

 

札幌で生まれ、札幌で育った。急に帰りたくなったわけじゃなくて、東京に来て3年が経った頃にはすでに帰りたくなっていた。大震災があって、転職して、結婚して、子供が生まれ、母親が倒れ…、節目のたびに札幌への思いが募っていったんだけど、きっとそんなのはこじつけで、単に札幌が好きで、元々帰りたかったんだ。
20年以上住んだ土地への思いが強く心に染み付いていたことが理由として大きいと思っている。

 

でもなんだかとても漠然とした感情なので、理由を整理してみた。

 

①長く生活し、思い出が残っているから
②空間が好きだから
ーー空が広く美しい、空間が広い、ちょうどいい人口密度
③四季にメリハリがあるから
ーー冬の匂い・凛とした寒さ、春が来たときの喜び、短い夏の大切さ
④両親に自分の子供との時間を作って欲しかったから
⑤災害が少ないから
ーー台風はほとんどこない、地震は滅多にない、津波の心配もない

 

こんなところだろうか。

 


もちろん懸念事項もある。

 

①自分の子供が両親を受け入れてくれるか
②慣れない土地にカミさんが辛くならないか
③厳しい冬に、カミさんを始め、少し歳をとった自分にとって嫌気がささないか
④小中高の同級生に会うこと
ーー学生時代に前向きな思い出があまりない
⑤札幌の街並みを、歴史がなく無機質で、つまらないと感じてしまうことがあること

 

などだと思う。

 

もちろん家族にとって良い環境・条件になることを信じているから、家族に説明し、納得してもらった上で移住を決めた。
懸念事項についても払拭出来ると信じている。
カミさんは想像してるより逞しいし、人生の変化を受け容れることが出来ることが今回の移住の話が出てからわかった。もちろんケアはして行くけど、②の不安は多少なりと払拭出来ていると思う。
①については未知数だ。子供は、脳梗塞で倒れて以前と様変わりした母親を見て「怖い」という。それについては子供としっかり話していかなきゃいけないと思っている。親の面倒も見る機会が間違いなく増えるから、少しずつでも慣れてもらおうと思っている。
③と④はどうにでもなると思っている。

 

⑤について、私は札幌に長く住んでいたが全くと言えるほどに札幌を知らない。このブログで、調べて、理解して、札幌ひいては北海道への思いの理由を明らかにしていきたいと思う。